ドイツの鉄道に関するニュースを紹介・解説
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中国の重慶から10300kmを経てDuisburgまでをコンテナ貨物列車の試験列車が運転された。中国からカザフスタン・ロシア・ベラルーシ・ポーランドを経由してドイツに至り、所要時間は16日で、船舶を使った場合の約半分となる。
http://www.vvs.de/vvs-onlineticket/
http://www.ssb-ag.de/PrintTicket--543-0.html
VVS では、1月1日よりオンラインで一日乗車券が購入できるようになった。SSBのオンラインショップで取り扱っており、1人用・グループ用、適用ゾーン、有効日を選択し、クレジットカードやデビットカードで決済し、プリントアウトして使用する。記名式で、利用時には写真つき身分証明書を携帯する必要がある。写真を見る限り、券面には2次元バーコードが印刷されており、これで不正を防いでいるように見える。なおVVSの一日乗車券は1人用・全ゾーン用で13.50ユーロで、当該区間の片道乗車券(6.75ユーロ)の倍額となっており、単純往復にも使える。さらに、グループ用(5人まで利用可)・全ゾーン用は17.90ユーロであり、2人で使えば1人当たり8.95ユーロ、5人で使えば3.58ユーロと、非常に安価になる。
2010年の Hamburg の S-Bahn の年間旅客数は2億2000万人で、過去最高を記録した。これは2009年比で4%増、2007年比で15%増という大きな増加である。
2007年12月には Neugraben - Stade(S3系統) が、2008年12月には Ohlsdorf - Hamburg Airport(S1系統) が開通しているため、2007年から2009年にかけての増加は新線開通による効果も差し引く必要があるが、2009年から2010年にかけては新線の開通はなく、既存路線旅客の純増である。
なお Hamburg Airport への利用も順調で、空港駅への旅客は460万人と、2009年比で50万人(12%)増加している。
定時運行率も向上しており、定時率(3分未満の遅れ)の確立は2008年90%、2009年93.8%、2010年94.5%となっている。
Berlin 周辺の終夜運転に関する案内。各方面のとも1~3往復程度の増発で、臨時列車の本数は決して多くないが、もともと週末は最終列車が遅く、始発列車は早いため、この程度の増発でも方面によっては定期列車と併せて1時間間隔となっている。例えば Berlin Fridrichstr. から Brandenburg 方面の RE の時刻は、
23:37
00:36
01:36
02:36
03:39 (終夜臨)
04:36 (終夜臨)
05:06
05:37
06:06
06:36
となっており、おおよそ1時間間隔での運転となっている。
また、南北列車線(Nord-Sued-Fernbahn)経由の列車は運行されないようで、RE3・RE5は Berlin の東側を迂回して運行されることになり、このうち RE3 の増発列車の1本は Lichtenberg 着となるなど、趣味的に見ても興味深い列車がある。
なお Berlin の S-Bahn は週末は元々終夜運転が行われている。