ドイツの鉄道に関するニュースを紹介・解説
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オープンアクセスを利用して Hamburg - Koeln の列車を計画していたHKXが、ついに今年中に運行を開始する運びとなった。ICが1時間間隔で走る幹線筋での運行で、DBとどのように競争していくのか興味深い。Hamburg - Koeln にはICが約1時間間隔で運行されているが、Bremen と Dortmund を経由する、やや遠回りな経路で運行され、所要時間は4時間00分~4時間04分である。これに対し、HKXは最短経路で運行するが、車輌の性能上、最高速度は150km/h(DBのICは200km/h)で所要時間は4時間04分~4時間10分となる。Gelsenkirchen に停車するのが特徴だ。1日3往復の運行だが、Hamburg Altona での折り返し時間が15分程度しかないの気になる。定時性に問題は生じないのだろうか。
この区間にはかつてDBも Metropolitan や ICE Sprinter と言った、最短経路を走る(Bremen と Dortmund を無視する)列車を運行していたが、結局 Bremen や Dortmund を経由する IC に統一されつつあり、現在は IC の1往復が最短経路で運行されるに過ぎない(この列車の所要時間は約3時間30分)。同じ様に Bremen と Dortmund を無視したダイヤで、なおかつ従来のICと所要時間が同等の HKX がどこまで乗客を集められるのか、注目される。
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