ドイツの鉄道に関するニュースを紹介・解説
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去る6月6日、Muenchen - Augsburg の列車線の複々線化工事が完成した。1998年より13年に渡って工事が続けられ、投資額は6億2000万ユーロにもなる。この区間は1日に350列車が走り、ドイツの列車線としては非常に列車密度が高い区間で、ICEも平行ダイヤによる低速運転を強いられてきたが、複々線化の完成で、低速の近距離列車や貨物列車との分離が図られる。高速列車用の複線に関しては230km/h運転が可能な設計となっている。
6月12日の改正では、ICEの所要時間が短縮され、従来の34~39分程度が31~36分程度になっている。12月の改正では230km/h運転を開始し、30分未満まで短縮される予定。近郊列車についてもラッシュ時のダイヤが修正された。朝ラッシュ時に設定されていた、停車駅の少ないRE(RE57091)については、停車駅が増え、他のREと停車駅が統一された。RE57091は後続のIC2095から逃げ切るために停車駅を削っていたようだが、複々線化によってその必要がなくなったものと思われる。
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